【道徳研究授業】生徒も先生たちも学びの場

12月15日(水)、5時間目に道徳の研究授業をを行いました。

この日の研究授業は『校内研修』と呼ばれるものの一環です。2年生のあるクラスの道徳の授業を参観する中で、先生たち自身の授業改善や指導方法の改善をみんなで話し合いました。

先生たちも、実は『研修』という形で学びの場をつくっています。

 

 

この日の授業は『みんなでとんだ』という資料を通して『最高のクラスって何だろう?』ということを考えていくものでした(ちょっと難しく言うと『友情・信頼』の項目になります)。タブレット端末も10月20日の南部地区道徳研究協議会での経験を生かし、活用してみました。

 

 

内容は省略しますが、クラスの話し合いの様子はとても活発で、どの顔も真剣そのものでした。

「やっぱり、クラス全員でなきゃ意味がない!!」

「今更、全員で跳ぶのは逆に失礼じゃないのか」

「1位を取るために一生懸命がんばってきたのだから…。」

「大縄跳びに入れないことは、決して仲間外れにしているわけじゃない」

「クラスのみんなで取ったからこそ、意味があるんじゃないか」

小グループの中で、クラス全体の中で、たくさんの意見が交わされました。一つの題材を通して、クラスのみんなの意見がどんどん出てきて、深まっていく…そんな授業でした。

 

 

 

授業の最後に、ある男子が言った言葉が印象的でした。

「(この資料の中の)クラスは、みんながお互いを信じているから、思い思いのことを話すことができたんだと思う。普通だったら『入れない派』は悪役になってしまうと思うけれど、そうした意見もちゃんと真剣に受け止めてくれると思うから、言えたんだと思う。それだけで、よいクラスだと思う。それが、この話し合いでもっといいクラスになったと思う。」

 

…こうした意見が出てくる、真剣な話し合いができるクラスこそ、とってもいいクラスだなぁと思いました。

(写真:全て研究授業時の様子)※写真は一部加工しております。ご了承ください。