11月19日(火)に川口総合文化センター「リリア」メインホールにて、
たくさんのご来賓をお迎えし、合唱コンクールが行われました。
保護者・地域の方々にも多数ご来場いただきまして、ありがとうございました。
2学期は行事が多く忙しい中、連日に渡って朝・昼・放課後と練習があり、
学校中に力強く伸びやかな歌声が響き渡っていました。
時にはクラスの中で意見がぶつかり合い、
どう解決していくべきか頭を悩ませる姿もありました。
友達と一緒になって悩み、相談し合って前に進んでいくなど、
この合唱コンクールを通して、歌の技術だけでなく、子どもたち自身が大きく成長したと感じています。
当日はどのクラスも見事な合唱を披露してくれました。
1年生にとっては初めての合唱コンクールでしたが、
どのクラスからも1年生らしいエネルギッシュで明るい歌声を聞くことができました。
緊張した面持ちでいながらも、一生懸命自分たちの合唱と向き合って表現している姿は立派でした。
学年合唱曲である『COSMOS』では、流れるような出だしから
盛り上がりまでの表現が非常に美しく、1年生全員の心が一つになった瞬間でした。来年の合唱が楽しみです。
2年生は各パートのまとまりが素晴らしく、先輩らしい歌声を聞かせてくれました。
男声・女声それぞれの声の粒がそろい、強弱などの表現にも磨きがかかり、
立体感のある美しい歌声となってホール中に響き渡りました。
学年合唱曲である『時を越えて』では、2年生全員による迫力ある歌声を聞くことができました。
曲が盛り上がる部分やしっとり歌う部分の差が見事に表現されており、
みんなで音楽を創ろうとする姿勢が歌声に表れていました。
3年生は最後の合唱コンクールとあって、どのクラスも熱い想いを持って臨んだ行事となりました。
入場する姿から彼らの緊張感が伝わってきましたが、
指揮者のタクトが振り下ろされ、いざ音楽がはじまると、
みんなの表情は次第に和らぎはじめ、生き生きとした表情に変わっていきました。
今まで練習してきたことを出し切り、聞いている人に届けたいという想いや、
自分たちが頑張ってきた合唱を楽しんで歌いたいという想いが伝わってくる演奏でした。
この想いは数日では創り上げられないものです。
毎日真剣に、一生懸命クラスや合唱と向き合ってきたからこそ、演奏に表れたのだと思います。
最後に歌われた学年合唱曲『大地讃頌』では、
静寂で緊張感のある会場に、厳かで壮大な歌声が響き渡りました。
全員が魂を込めたこの曲は、聞いている人の心にも届き、涙を流している方も多くいらっしゃいました。
最後の盛り上がりの部分では、全員が出せる力を存分に出し切り、
魂の叫びとなって会場中に響き渡りました。
喜びや達成感に満ちた子どもたちの表情は、忘れられないほど印象的なものとなりました。
子どもたちの心にも残り続ける、最高の合唱になったことと思います。
お忙しい中、会場まで足を運んでくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。